「もやしもん」購入。読みました~今更、恥ずかしながら1巻ですけど・・・2010-07-26 Mon 01:01 先日、土曜日。月刊アフタヌーンの発売と休日が重なったので、「購入する」 目的でいつもの郊外型大手スーパー内の書店へ行き、アフタヌーンと一緒に 「もやしもん」1~2巻を購入しました。帯文の「実写版テレビ放映~云々」 の書いていないヤツがあったので、それを探してレジへ。 平積みされているものはさすがですよ。僕が購入した1巻は29刷目という事で、 めっちゃ売れてますね。新古書店で買えば安く済むのですが、あそこって表紙 カバーに無粋にも剥がれ難い値段シール(名称忘れ)が貼ってあるのが気に食わ ない。「もやしもん」のコミックスの装丁なら、あのシールを剥がすと紙の性質 上、毛羽立つと判断。 毛羽立って剥がした跡が残るのは見た目も気分も悪くなる。ゆえに新刊購入に 至ってしまいましたが、個人的にはその判断で良かったと思っています。内容的 にも、充実していますね・・・笑ってしまったり、感心したりすることしきり であります。
第1話が「農大物語」で、第2話から「もやしもん~農大物語」とタイトル変更 されている経緯も隠さず掲載するところがいい(笑)。コミックス版で知ったのは、 雑誌掲載時の縦欄外にある、登場キャラ紹介の絵も文もそのまま生かされている のには驚いた。通常、こういう欄外のモノはコミックス化されると、「無かった事」 にされる場合が多いのに、ちゃんと使われているのには驚きました。 そういえばイブニングKCを購入したのは初めてかもしれないので、他の作品でも そういう体裁をとっているのかな?その辺は未確認なので知りませんが、コミックス の作り方としては大いに賛成するやりかただと思います。 全体的な内容をまとめると、菌が目視できる主人公、沢木直保が東京の某農大に 入学し、直保のじいさまの友人でもある樹慶蔵教授の研究室を中心に繰り広げられる 農大キャンパスコメディ・・・か?もっと中心には「食」「農」「菌」等々の研究 があるので、農大菌類マンガ・・・+キャンパス・コメディなのかな? ちょっと考えると「美味しんぼ」に近いような気もするが、グルメ探求でもなさそう な気もする。自然食品を、天然資源を推奨礼賛するためでもなく、時には添加物を 何事も無く利用したりする樹教授の姿勢をみると、農業科学マンガ・・・というの かな~と、読者はカテゴリーに悩むだけ悩んで、中心にあるのは「醗酵」なんだと なんとなく解かったような気になったり・・・。 第1巻は種麹屋の孫、沢木直保、友人で造り酒屋の息子結城蛍と樹慶蔵教授、 院生の長谷川遥との出会い、遭遇編。直保の能力確認テスト編。美里、川浜の 密造酒失敗編。新入生歓迎。オリエンテーション食中毒事件編。自家醸造。 実験農場からの野菜泥棒編。・・・等々と酵母菌やO-157、乳酸菌やらと 知っていたり話題になったりした菌の話題を絡めながらの農大キャンパスライフ コメディが展開。 いや~絵の密度も濃いが、話も決して軽薄ではないので、ついつい読み込んで、 じっくりと時間をかけて咀嚼しながら読むと30分では読めません。時間は計測 していませんが、1時間以上はかかったかもしれませんね。読むのが遅いという 事もありますが、パパッと読むのはもったいないと思いました。 最新刊の9巻辺り以前、7~8巻辺りから、別作品を読むためにイブニングを 定期購読するようになってから「もやしもん」に注目して時々読んでいますが、 1巻当初から休載が多かったようで、それは現在でも変わりなく、ストーリーの 進行も変わらず遅いのもご愛嬌。 アシスタントなしで石川雅之先生は描いていますので、クオリティ維持を含めて の進行速度なのでしょう。知っている限りでは隔月刊「goodアフタヌーン」 で描かれている「純潔のマリア」の原稿が絡むと、「もやしもん」のペースにも 影響があるようです。長期休載ばっかりで、少しも話が進まない作品よりは許容 できるペースだと思いますので、気長にこの作品を読み続けたいです。 スポンサーサイト
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