うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

第6話 最終回「ハゲタカ」を観て・・・。

鷲津社長と西野社長のTV対談中に、ホライズン社を早急に解雇された鷲津がひとりになり、西野も不正を行いながらものしあがったIT企業の社長の座をおわれ、別荘のプールサイドで自殺しようとした西野の誤射によって、鷲津が重症を負い、一時は両足が麻痺して、過酷なリハビリをうける・・・そんな斜陽に向かっていく二人の元社長とは別の苦境に身を置く大空電機芝野取締役。

今回も放送開始からヘヴィーな展開だ。冒頭の現大空電機社長が芝野に今の会社をたくす辺りのシーンもつらい。
ホライズン社が仕切る大空電機では大規模なリストラとかが計画されていて、ホライズンとのパイプ役でもある芝野取締役も、従業員からの突き上げや罵声を受ける矢面に立たされている状況は観ている側もつらい。ドラマではあるが、現実にもあったし、実際にある話だから、相当に辛い。
無くなるであろう部署の責任者も、次の仕事先や退職金の増額とかの旨い話に乗っかる事はたやすいが、リストラされる従業員達の処遇を思うと責任を感じ、身につまされて「自殺」してしまった。

傾いた大企業を再生するにあたり、死ななくてもいい人達が「悲観して死ぬ」状況。バブルが弾けたあとに、こんなことが毎日のようにあったのだと考えると、たとえフィクションであれ、現実との相乗効果が僕の感情に訴えてくる。

「いいドラマだ」
芝野取締役の苦汁を飲むような場面の数々に思わず、

「胃が痛くなる」

芝野の立場にいたら、「簡単に胃に穴があく」な。
もうだめだ。絶望的だと思ったら、ぼくなら

「旅支度をしてバイクに乗って逃走する」

そして世捨て人として生きていくかもね・・・。

どんどん落ちていくうちに、わずかな希望がみえた。
芝野と鷲津が手を組むのだ。お互いが「オレはオマエとは違う」というスタンスにいたのに、
「たどりついたらいつも雨降り」(鈴木ヒロミツ・ほんとは拓郎)みたく、結局「オレとオマエは同じだ」であった。

大空電機、故大木会長の根幹である「カメラ・レンズ部門」を独立させて、新たな会社を設立させることで多くの大空電機関連会社を救うというプロジェクトに鷲津が立ち上げる「鷲津ファンド」が攻勢をかける。

芝野は企業内スパイの立場として動いたり、鷲津は出資者を求めて奔走する。
芝野も同様に動き、かつて銀行員であった頃に因縁のある「三島製作所」へも出資を求めて頭を下げに行く。

このあたりの芝野のシーンに思わず目頭が熱くなった。
そして、ヘッドハンティングされていたベテランの工員、加藤を説得して、ホライズン社を出し抜くことで決着がついた。

ラスト、鷲津が度々近くまで訪れていた「三島製作所」に、訪れてかつて自分が行員として関わっていた故三島社長の仏前で手を合わせる鷲津のUPに僕は「感涙」し、胸が熱くなった。

ひさしぶりにグッときた。
これは、オトコがヒトとして生きた物語なんだ。

以前にも書いたけれど柴田恭平って、いい演技ができるヒトなんだ。
中尾彬もさすがで、存在感は相当なもの。
脇役陣もなかなか味わい深い。これだけの人材が映画でも活躍すれば、まさに「良質」な作品が産まれそうな気がする。

いい作品に出会えてよかったと、久しぶりに思えた。





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テーマ:ハゲタカ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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