うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

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斬れる刀を描けるヒト・・・井上雄彦

今週発売の「モーニング」を立ち読みする。
「ヤング・ジャンプ」は月曜日に同僚のおじさんに頂いた500円のおまけみたいな金券で購入。(タダだね)
「モーニング」は気になる「特上カバチ」と「バガボンド」を速攻で読む。ついでに「ジパング」も・・・急降下爆撃機が爆弾を投下、爆発する空母の甲板!思わず見入ってしまった。

今週号で印象に残ったこのシーンが秀逸。さすが川口先生・・・。

それよりも語りたいのが井上雄彦、「バガボンド」である。

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今週号でようやく決戦前夜の項が終わり、吉岡一門との戦いの場所に向かうところで、道すがら知り合いに正面から短銃を突きつけられるコマで終わる・・・。

多分、撃たれる事は無く、戦いに挑む意志を確認するための行為が、あのコマで短銃を構えた輩の意図ではないかと思われる。
まあ、二週間の休載のあとの展開を待てばわかる事か・・・。

吉岡伝七郎との対決までに逗留した宿が本阿弥光悦の屋敷で、最終的にはそこに寝泊りしていた口の利けない佐々木小次郎と戯れたり?した武蔵には少々驚いた。

だいたい、ドラマや映画等で描かれる小次郎と武蔵はつねに、武蔵VS小次郎の図式から離脱することは無く、つねに睨み合いをしている間柄として描かれてきたのに、井上版武蔵では小次郎に対して鬼気迫る緊迫感はあまり感じられない・・・。原作の小説でもこんな按配なのかな?

作品も人物も国宝クラスの光悦が絡んでくる辺りもいい。「一流は一流をしる」といったニュアンスなのか。

光悦クラスの人物を登場させるのだから、絵にも力を込めておられるようだ。
「スラムダンク」の頃のマンガ的写実表現から、劇画的写実表現がこの「バガボンド」の世界を支えている。

例えるなら、「シティーハンター」の北条司的な絵柄指向から、劇画界の最高峰技巧者、池上遼一的絵柄指向に傾倒していったのではないか。

池上遼一氏の描く人物(性別年齢問わず)は、物凄く骨っぽく血肉がある筋肉を描写しているので、溜息がでる程見惚れてしまう。

そんな骨、血、筋肉、に力を込めて描く姿勢は作品上に人物の質感、量感を表出させる力量がある。
人物の重さを読者に感じさせる技量があるのだから、そこで描かれる道具も用途に応じて書き分けなければ、構築された世界にほころびを産むことになる。

したがって、刃物は切れなければならない。刀は斬れなければならない。その意識の高さが刀にも重さを与え、切れ味にも迷いが無い。

僕が知る限り、斬れる刀を描ける漫画家は池上遼一氏と井上雄彦氏くらいではなかろうか。斬られている側の痛さを与える描き手は早々いない・・・。

「バガボンド」いつか、まとめて読んでみたい作品だ。
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テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

マンガ | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

子連れ狼もよろしく^^
2006-07-25 Tue 22:29 | URL | ふぁるこん [ 編集]
初コメントいただきありがとうございます。
「子連れ狼」ですね。原作マンガは未読ですが、某BSマンガ夜話で「子連れ狼」の特集を放映したときはみていました。
小池一夫原作、小島剛夕が描いた劇画で、コマ割りが映画映像等を想定したカット割りを使っていて、ドラマの現場でもそれが生かされたという逸話には唸りました。
まあ、僕の場合マンガ先行ではなくドラマが先でした。
2006-07-29 Sat 01:57 | URL | 森山ネム太郎 [ 編集]

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