うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

感染拡大?何が要因か?「アイアムアヒーロー」は謎だらけでわかりません

既に’08年に連載を終えた作品に「エデン」遠藤浩輝氏という近未来SFがある。
この作品は最初「クロージャーウイルス」による感染拡大によって、人類の人口が
大幅に少なくなったというところから物語が始まった。
(世界の人口の約1/3?が、クロージャーウイルスによって死滅するだったかな?)

脅威のウイルス。完治不可能なウイルス。医療が進んでも、病の進行を遅らせる事
しかできないウイルスとしてクロージャーウイルスは物語上存在した。そして、この
物語はクロージャーウイルスの脅威から生き残れた者達が生きていく話・・・だったかな?

描かれるのは政治、マフィア、麻薬、国家、テロ、戦争、絶望、希望・・・作中でどんどん、
人が死んでいくけれど、生き残った人達の居場所を巡る話だったのかなぁ・・・。
10数年の長期連載を追いかけて読んでいたけれど、「エデン」は今一度通して読まな
ければ解からない話かもしれない。

「混沌とした世界」を読んでいたのかな。

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「アイアムアヒーロー」は現在、原因不明の非常事態発生中。
物語で語られ、描かれる事もまだ断片であり序章にあたると思う。
だから、わからない事だらけ。

せめて
「今、東京で暴動をおこしている『暴徒』達は『・・・』によって云々・・・」と、
『・・・』のところを教えてくれれば、どれだけスッキリすることか。
「エデン」における「クロージャーウイルス」に対等する何かが解かればいいものの、
読者は何も知らされていないまま読み続ける事が不安になっている。

作者は説明も、注釈も、設定も、「読んでいくうちに解かるさ・・・」と読者側に
ポイっと提示していくだけ。
「ゾンビ化した人達が街中に氾濫し、暴動をおこし日本を乗っ取る!
そこに現れました英雄くんがバンバン散弾銃を撃ちまくり、ゾンビ達を撃破!
秘密のアイテムを手に入れて、てっこさんを生き返らせる!」・・・とか(笑)
こういう風な作品になることを勝手に想像したりしてね(笑)そうはならないと思いますけど。
読者個々人はやきもきしながら読んでいる。













何故、この作品に注目するのかというと、





「語らない」「説明しない」からでしょう。


今一度、マンガというモノは「画」「絵」であることを、絵で語るといいますか、
そういう風に良心的に受け取るとそういう事なのでしょうか?

作中では「ゾンビ」という表現はされていません。
「暴徒」くらいです。

知らされていない、知らないから気になるし不安で恐い。
そういうことなのかなぁ・・・。

誰か教えてください。

って思いながら読んでいるところ、術中にはまっているのか?


スンマセン。ココから先はネタバレありかもです。
そして長いです。スンマセン・・・・・m( _  _ )m






今週のスピリッツ第41号、「アイアムアヒーロー」花沢健吾氏。
結局、てっこの首を包丁で切断。・・・って、出刃包丁でもない、どこの家でも
普通に野菜を切ったり、肉を切ったりする時に使用する多目的な包丁で人間
の首を切断できるものかな?などと考えてしまった。(三徳包丁っていうのか?)

が、去年か’07年に佐賀県かどこかで小学6年生の女の子が、仕返しか、何か
で逆恨みしていた同級生の女子を椅子に腰掛させて、文房具のひとつともいえる
ペラペラのカッターナイフで首を掻き斬り殺してしまう事件を思い出した。
カッター刃は横幅1cmくらいのやつだ。そんなカッターでも容易に肉が切れる。
(切断には至らないとは思うけれど・・・)
カッター刃の横幅3cmくらいありそうな、内装業者やクロス職人さんが使うような、
いかにも武器になりそうなカッターではなかった。そういう実際にあった事件から
考えると、ああいう家庭の台所にある普通の包丁なら首を切断可能なのかもしれ
ない。まあ・・・そこは重要な話ではないかな。

首を切断するシーンはカットされていた。それは当然のことだろう。
あえて描くべきシーンではないし、見たくない行為であるし、見せたくない行為
だろう。
ベッド上に仰向けに寝かされて、血痕も掛け布団に残り、胴体と首が分かれている
事を示唆する布団のデコボコというか、くぼみや膨らみ具合に「やってしまった」という
事後の虚しさを見る。おそらくは切断した首の部分を下にして頭だけ布団からのぞく
ような形に置き、最期の別れを思いながらブラシでてっこさんの髪の毛をすく英雄。

てっこさんが好き。

あんな異形の状態になっても、てっこさんのニオイを感じる英雄。

せつないな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と思えればいいのだが、よくもまああのような

状態の恋人を、愛する対象として崇められるとは・・・。自分の親、兄弟がアノ異形
な状態で生きる屍と化していたならば、オレは一目散に逃げるか、ビビリまくって


「寄るな!触るな!近寄るな!」

状態になると思う。
英雄の場合は愛の力なんでしょうか?
こういう状態でも愛していけるものなのでしょうかと、
自分の薄情さも試されているような、そんな気もした。



生きているのか、死んでいるのか、よく解からない状態のてっこさんの止めを刺した
事になる英雄なのだが、これは殺人になるのかどうかさえもよく解からない。
とりあえず、てっこさんは動けない状態になってしまったのだから、自分は「殺人者」
にあたるかもしれないので、警察に出頭しようと考えて行動するのが、今回一連の
英雄の行動。

それにプラスされるのが、てっこさんの部屋から出る時におこる出来事。
新聞屋の兄ちゃん(異形化)に襲われた大家さんも、一度は死して復活!!てっこさん
の隣人(見た目、腕の刺青からヤクザ)が大家さんに襲われているのを目撃。最初、
ヤクザと同居する、ヤクザの母親かと思って勘違いしていたけれど、














「やぁあああ、~ちいいいぃぃ、んんん~」

と叫びながら英雄に向かっているので、「ああ・・・大家さんか!?」と納得する。
さすがにこれには襲われる状況を察知して、英雄くんは遁走する。追いかける
大家のばあさんが階段から転げ落ちるも、落下地点からありえないような脚力で
ジャンプ(笑)何やら飛び越えて、四つん這いで英雄くんを追いかける。

もうこれは、逃げる人を追いかけて噛み付くだけの異形の者だ。

まだ、この状態の方々を物語りでは「ゾンビ」「ゾンビ化した者」とは断定も認定、
認知もされていない。英雄くんが逃げてもまだ、てっこさんのアパートからそう
遠くまで逃げてきたわけじゃない所、御近所でも、「噛み付き」は起きている。
そういうパニックが起こる街の背景描写をみせて、異常な出来事が起きていることを
物語上の現実として英雄くんは知る。テレビの向こう側ではない、自分の目の前で
おこっている異常な事は現実なのだと感じなければならない事になってきた。





と、いったところですか。



まだまだ、謎だらけで進行中。

困惑する読者を知って喜んでいそうですね。

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この記事のコメント

エデン・・数年前に漫喫で読んでから気になっていた作品です。もう連載は終わっていたのですね、コミックスをチェックしてみます。
混沌とした世界観と人物の心理描写が好きでしたね。
2009-09-09 Wed 03:26 | URL | ハミィ [ 編集]
エデンはクロージャーウイルス(引きこもりからの自滅)で始まって、
新型(暖かい融和と厳しい自立のどっちをとるか)が出て来てテーマというか結末に向けての方向性が定まったような感じでした。

自分も後半の展開は読んでなかったので、まとめ読みすると印象変わる漫画だと思います。
2009-09-09 Wed 10:19 | URL | dukimochi [ 編集]
> 自分も後半の展開は読んでなかったので、まとめ読みすると印象変わる漫画だと思います。

忘れていることが多く、またストーリーの中心にいる人物が
バッタッバッタと殺されていくので、そちらに気持ちが流れたり
して、ストーリーのテーマがとらえ難くなり連載では中盤から、
後半への流れが混沌とし過ぎて読むのがしんどかったです。

まとめて読むべき作品ですね。もう一度読むべきかなと、
ぼくは思いました。dukimochiさんのレビューをみて知る事は
多いので参考になります。
2009-09-09 Wed 23:37 | URL | 森山ネム太郎 [ 編集]
ぼくもまとめて読み返したい作品です。
でも、世間的にはあまり知られていないみたいですね。

遠藤浩輝氏、実は短編集もなかなかの秀逸な作品を
発表しています。なかにはエロい表現で、発刊が引き
延ばしされたコミックスもあります。

現在「イブニング」誌上で「オールラウンダー廻(めぐる)」
という、高校生の格闘技マンガを連載中です。そちらも
なかなか楽しく読めます。
2009-09-09 Wed 23:47 | URL | 森山ネム太郎 [ 編集]

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