うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

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頑張っている人に鞭打つ言葉「自助努力が足りない」ではすまない現実

先日の書き込みで紹介した書籍「ワーキングプア~日本を蝕む病」を結局
夕方から読み始めて先程、22:45頃に読了。普段なら活字を追って読む
と眠くなる事もあるのだが、逆に目が覚めるようなルポに読む気力が萎え
なかった。NHKスペシャルというドキュメンタリー番組の書籍化ゆえに、
嘘の無い、働いても報われない人々の生の声と生活を知ると眠気もさめる。

 読後はよくない。やりきれなさ、虚無感、怒り、憤怒の感情、悲哀・・・そう
いった感情が合わさって、ボクは少し泣いてしまった。
 2007年の好景気に「ワーキングプア」という番組が書籍化されたもので、
2009年の今頃読むと、どう思うか、どう考えるか、というと、’07年よりも
現状は悪くなっている事を実感しつつ、読んだタイミングが少しづれて、立場
が違うとなれば「他人事」として読んだかもしれない。他人事ではないからこそ
泣けてしまったのか・・・。


ワーキングプア―日本を蝕む病ワーキングプア―日本を蝕む病
(2007/06)
NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班

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 涙の成分はおおまかに「悔しい」と「怒り」だ。’07年の時点での話、数々
の法改正で、セーフティネットが弱体化してゆき、「自助努力」「自立支援」
「自己責任」という言葉で、国が率先して個人主義を勧めてきたことがよく
わかった。自民党が勧めるセーフティネットは突き放しだった。

 国が責任を地方自治体に丸投げしている事もわかったし、支援策もなしに
「児童扶養手当」の満額支給される期間を5年に限る事にし、それ以降は最
大で半分も減額されるとか、いかにも机上で練られた政策が簡単に可決され
たとか、

日本に住む国民の生活ってなんだろうね・・・と、やりきれない怒りが蓄積
されていき、「’09年夏の衆院選挙での自民党大敗」は当然納得の結果
として受け止める事が出来た。
 やはり、こういうルポなどを通じて、国民の生活の実態を知らなければ、
法改正でやられた事の不利益が伝わっていないということがわかった。
 
つまり、ボクもよく理解していなかったという事だ。全く恥ずかしい話です。
ふだんからボンヤリ生きているので、気付くのが遅いという事ですね。
アホですわ・・・。

しかし、自民党がぶちあげる法改正は、国民を締め上げる事ばかりでした。
(と、今だから言える)現段階でも自民党が与党であったならば、次は何を
されていたのでしょうかね・・・。




秋田県についてのルポは胸を突く。限界集落の話、農業だけでは成り立た
ない生活、高卒で就業できる場所の少なさ、そして日本で一番自殺者が
多い地域・・・。田畑と持ち家率の高さと、血縁、地縁の深さのためにどうし
ても「生活保護」を受けられない、受け難い現状の厳しさ。














料亭政治では解かるまい。










高校の求人で公務員が一番人気で、自衛隊に入隊できればヒーローなんだよ、
そして求人が多いのはパチンコ屋なんだ。仕事が出来ればいい、正社員なら
どこでもいい・・・とはいえ、働きたいのは工場とか普通の会社なんだ。


ナイから仕方無い。あきらめろ・・・ではおかしいとは思わないか?

母子家庭で2人の子供を育てるために、昼と夜のパートを掛け持ちで
働き、睡眠時間はわずか4時間足らず。月収約18万円ほど・・・。
児童扶養手当が法改正により大幅に削減されると、「大丈夫かな・・・」
「身体もつかな・・・」だ。365日休みなく働いている母親に、
「資格を取ればいいじゃない」「自助努力がたりない」と、軽く言えますか?
 資格取得を考えて色々探ってみたが、専門の学校に行く必要がある
資格だと、昼間のパートを辞めなければならない。そうすると、月収が
10万円を切る事を考えるとあきらめなければならない。

 「それでは、残りの生活費を補助しますから専門学校へ通って
資格取得目指して頑張ってください」と後押しするところまでサポート
するのが福祉国家のありかたではないのか?


そこが欠けているから、母子家庭の「自立支援」も機能しないのだ。
資格取得できて、生活が上向きになれば児童扶養手当も必要なくなる
うえに、収入があれば税金も多く治めてくれる可能性もでてくる。そういう
ふうには考えられないものか。

 自民党がやってきたのは、結局

「種は蒔いたけれども水はやらない、肥料もやらない」

自助努力で芽を出しなさいっていうことでしょ。(天恵を待つ・・・雨を待つ、か?)
なんでもかんでも、自己責任と自助努力だけで、人は生きていけないという
事はわからないのかな。


最後に、この書籍を読んであとがきの一文に胸が詰まった。

「誰もがいつまでも、若く、健康で、自分の力だけで生きられる
というのは幻想です。しかし、国や企業は、そうした幻想で、
パーフェクトな個人主義の人間だけで、社会を構成しようと
しているかに見えます」


この言葉は、父母の介護と子育てに奔走しながら働く女性ディレクター
のメールの一文なのだそうだ。ボクはこの言葉をかみしめながら、
「クソッ!」と思い悔しくて泣いたのだと思う・・・。




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