うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

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「リストランテ・パラディーゾ」著作オノ・ナツメ・・・お洒落マンガなのか?

「リストランテ・パラディーゾ」 オノ・ナツメ
 まあ・・・等々買ってしまった。という感は否めないなぁ・・・。
等々この作家の作品を手にとって読んでしまったという事です。
正直なところ避けていました。以前も書いた覚えがあります。理由はコミックスの
装丁がこれみよがしに「洒落ている」ところがちょっと癇に障っていました。

しかもその「洒落ている」装丁が受ける筋の読者が限定されているような気がして、
なんだか「小賢しい」雰囲気がしたのも嫌う理由でした。
話題になって流行りのマンガ・・・というのがどうも・・・。

「読んでないの?ダサいマンガばっかり読んでんじゃねぇの?」

などと、誰かに言われたわけではないけれど、言われてしまいそうな、そんな空気を
はらむあの洒落て落ち着いた装丁がどうも苦手意識を高めました。

 後々、「リストランテ・パラディーゾ」の外伝シリーズ、
「GENTE~リストランテの人々~」という作品群も続々リリースされて、一時期は
4冊平積みになっていた時もありましたが、最初に見たイメージを踏襲するかのように、
ことごとく洒落ているのが鼻についたので手に取る事を避けていました。

「購入する事など無い領域」の作品と、なんとなく位置づけていましたね。
 
結局、デザイン的に優れている事を自分でも認めていたという事になります。

妬みがあったというよりも、この装丁と、この絵に「何か感じる物」があれば、
良きにしれ、悪しきにしれ、何かしらの感情を抱いてしまった時点で「感心があった」
「興味があった」事には変わりなく・・・手にとってしまったのは、今回はコミックス
の帯のせいです。

ええ・・・帯。この日本独自の広告にやられてしまいました。

「真剣に好きです」羽海野チカ








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・好き・・・






クラウディオが・・・



もちろん、羽海野チカ氏とオノ・ナツメ氏の「絵」が共演するわけです。

少しの苦笑と、マンガ好き漫画家の言葉の少なさが「背中を押した」形になったと思います。
いや、それ以前に最近「リストランテ・パラディーゾ」の特番(BSマンガ夜話)を見て、
あらかじめ大まかな内容を知って、これなら読めるかもしれないと判断したからです。

リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)
(2006/05/18)
オノ ナツメ

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娘ニコレッタが5歳の頃、「どうしても結婚したい人がいるけれど、その人が
バツイチは嫌だって!子供がいちゃ駄目なの!」と理由を言って、(前夫とは既に離婚)
親に子供をあずけて結婚した母親。リストランテ「カゼッタ・デルロッソ」に訪れた
21歳のニコレッタの目的は、そのリストランテのオーナーと結婚した実母との
血縁関係(親子)を告げる事によって、

「あんた(母)なんか、嫌われて別れてしまえばいいのよ!」というのが最初の目論見。

オーナーに告げ口する前に、母に言いくるまれて、やりこめられて、本来の目的
「オーナーと母の関係が崩壊」をいつの間にか見失い、ファースト・コンタクトの時点で
クラウディオとの柔らかい綿毛のような交流が始まってからは、完全に当初の目的を
見失っていくニコレッタ。さてさて、どうなる・・・と言ったところですか。

波風は立つけれど、それほど本流が堰き止められて決壊するわけでもなく、激情がほとばしり、
歓喜の歌が、涙がぁ!・・・というのもなく、ダークな展開かな?というのがオーナーとジジ
の義兄弟関係くらいだけれども、それほどヘビーでもなく・・・。

なんだろう・・・ヤッパリ、お洒落マンガじゃないか。

甘い粉砂糖がかかった洋菓子を眺め、日当たりのいい場所で紅茶を飲んで、側の猫の背中を
なでるような作品でした。(私にしてみれば、ということです)

別れた嫁への思いやら、母娘の関係を受け入れてくれたオーナーやら、気にかけてくれる
仲間達との薄ぼんやりとしながら、程よい距離感で触れ合う人々の関係やら、全てひっくるめて
「まあ・・・いいかな」といった釈然としないながらも、作品の空気感に打ちのめされてしまった
のか解からないが、最高とは言わないが、「並」な感覚。

この平均的のように見せてしまうところに実力がアルのかなぁ・・・


初っ端から感じたのはクラウディオの色気。初老の紳士なのだが、なんともいえない色気が
「この人、ゲイだよな・・・」と感じ、そして決め付けていたけれども、別れた嫁の事を
いつまでも想っていたというエピソードから・・・「バイセクシャル?」と、不適切発言を
脳内で連発。クラウディオは絶対受け身の方だと確信しつつ、ラストシーン辺りのニコレッタ
との絡みは「偽装」とかなんとかの脳内不適切発言は、作品を陥れる思考であって、書いては
いけないとは想いつつ書いてしまいました。

でも、まあ、そういうゲイ・ティストを持ち込んでしまった作者も腐女子ゆえ、BL風な表現
が出てもおかしくないかなぁ~と思っています。

え?女性でしょ?オノ・ナツメ氏って。絵が、女性的じゃないですか、キャラが割りとそれっぽい
ですし、ワインボトルとか、グラスとか、カップとか、そういうものは固く、硬質に見せようと
男性作家は描くと思いますのでそう思いました。



う~む。しかし、読むの、手に取るのが遅かったようです。初版2006年ですから、個人的
には4年寝かせています。後悔はないですけれど、絶賛するほどはまってしまうような作品では
なかったです。面白い事は面白いのですが・・・読者を裏切るような驚く展開はナイと思うので、
ドキドキしたくない方々には良いかもしれません。



そして、オノ・ナツメのファンの方々には失礼で、不快なコメかもしれませんね。失礼しました。


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テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

マンガ | コメント:1 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

同感です
最近のオノナツメ作品はどれも小洒落た感じのやわらかい作品が多くて
「オシャレ漫画」という感じがします
初めてオノナツメを読んだのが「not simple」というひたすら陰鬱で救われない話だったので
またああいう作品書いてくれないかなと思ってしまいます
2016-09-07 Wed 13:05 | URL | [ 編集]

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