うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

good!アフタヌーン~#09~「鉄風」など・・・

今月もgood!アフタヌーンからの新刊コミックスが幾つかリリースされています。
隔月刊ゆえだからできるのか、それよりも「無茶しているなぁ~」と感じたのは
「鉄風」「サヤビト」だけが1、2巻同時リリース。

どこか他誌で描いていたのをまとめて1、2巻にしたのではなく、この雑誌が
創刊されてから新連載デビューを果たした期待の新人。

両作者共に四季大賞出身である。

(余談ながら、桜玉吉氏がアフタヌーンで連載していた『なあ~ゲームをやろうじゃないか』が、
未掲載分6話を新たに挿入して再販されていた。『読もう!コミックビーム』の4コマ漫画も、
既出のものをまとめて2巻同時発刊されていたのはチョッと前の出来事。桜玉吉さん・・・
『御緩り漫玉日記』3巻以降、鬱に突入し、休載しているのは知っていた。今もまだ復帰されて
いないのかな?コミックス派ゆえに未確認なのだが・・・。尚、どちらもインターブレインからの新刊)


新創刊前に「鉄風」の太田モアレ氏、「サヤビト」の伊咲ウタ氏は既に認知しており、
特に太田モアレ氏には注目していたので、新創刊雑誌での初新連載を楽しみにしていた。

コミックス1、2巻同時発刊、そして両者共にコミックス化に向けての原稿の
加筆修正作業があり、太田モアレ氏は1、2巻の約6割方ページ修正、伊咲ウタ氏は
1、2話全ページ加筆修正という事情があったらしい。

鉄風 1 (アフタヌーンKC)鉄風 1 (アフタヌーンKC)
(2010/03/05)
太田 モアレ

商品詳細を見る
鉄風 2 (アフタヌーンKC)鉄風 2 (アフタヌーンKC)
(2010/03/05)
太田 モアレ

商品詳細を見る




6割方の加筆修正の作業プラス、今月号の原稿を同時進行で行ったのはとても大変な
作業だったのか、今号の「鉄風」は中盤、ヒロインの石堂夏央デビュー戦という大事な
アクションシーンが申し訳ないがスカスカであった。いつものスピード感と描線のキレ、
キメ方が残念な事になっていた。冒頭や、試合後の絵はいつもどおりであったのに、あの
スカスカ感は相当追い詰められて、突貫工事で無理矢理仕上げたように見えた。

勝手に推測すると、試合展開や、構図、コマ割りに相当苦しんだのでは?ギリギリまで
かかったために、背景処理も白さが目立ち、ヘッドギア、グローブ、ウェアにトーン処理
をするだけで手一杯にも見える。コミックス収録時には大幅な描き直し、加筆修正をしな
ければ作者としても不本意なのではないかと勘ぐっています。本来、見せたい絵柄は表紙
扉絵でみせるスッキリと極まった描線なのですから・・・。

コミックス収録時には再度、カッコイイ絵で読める事を期待しています。

で、「鉄風」1、2巻なのですが、買いました。「サヤビト」もなかなか面白いので買い
たいところですが、今回は見送り。「鉄風」全話、読んでいます。「サヤビト」もね。

サヤビト 1 (アフタヌーンKC)サヤビト 1 (アフタヌーンKC)
(2010/03/05)
伊咲 ウタ

商品詳細を見る
サヤビト 2 (アフタヌーンKC)サヤビト 2 (アフタヌーンKC)
(2010/03/05)
伊咲 ウタ

商品詳細を見る



内容的には把握しているので、流し読みしてしまいますが、やはり目に止まる「絵」
「コマ」というのがありますから、息を飲みながら読みました。ヤッパリ迫力はあります。
劇画調やらバイオレンス漫画ではないので、「バキ」とかの肉体系表現は薄いのですが、
時折みせる「ゾクッ!」とする鋭利な絵に「おお・・・」と唸るのです。

身長182cmの長身、類いまれなる運動神経を持つ石堂夏央(♀)は、自分では
普通にできる事が、他者にしてみれば「努力して出来る事」という事を知り、自分が
「負けない」という事を「退屈」と感じている高校1年生。

なんとなく入部したバレー部では、早々にレギュラーを獲得。有り余る才能を持て余し、
頑張る必要が無い自分に苛立ったり、努力して頑張って充実している人達が許せない
のはちょっとした嫉妬なのか。

ブラジルからの帰国子女、総合格闘技経験者である馬渡ゆず子の登場で、石堂夏央の
目標ができる。

「充実しているヤツは許せない」よりも
「私もやっと努力しなければならない目標ができた」といったところか。

作者は少年マンガを意識した格闘技マンガを目指しているようだ。専門的な技術など
も色々と出てくるので、ちゃんと取材しているのがわかる。ちなみに、つい個人的に
比較してしまうのは、「オールラウンダー廻(めぐる)」の遠藤浩輝氏。(イブニング連載中)

オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)
(2009/04/23)
遠藤 浩輝

商品詳細を見る


(1~3巻刊行中)

同じ講談社系列雑誌で、どちらもアマチュア格闘技の世界を描いている。「エデン」
などの長期連載を終えて、最初期の短編などに見られる青春群像劇っぽい事をやり
ながら、「オールラウンダー廻」は展開してゆくのだが、見所でもある試合シーンは絶妙。

「エデン」でも迫力ある肉弾戦は見て来たつもりだが、随所で見せられる対戦中の
カットは、どれも一枚絵に起こせそうな構図と、作中カメラワークの妙技は上手い。
「こんなの普通じゃない?」といってしまう読者もいるかもしれないが、「じゃあ
描けるか?」というと、漫画家のような巧みな構図は組めないと思う。

絵が描けても構図が悪かったり、コマ内での収まりが悪かったりすると、マンガ作中
のリズムまでもが悪くなるのだ。

で、今回#09の「鉄風」、石堂夏央のデビュー戦に関しては、収まりが悪いような
気がした。でも、まあ・・・遠藤浩輝先生は10年以上の技術の蓄積と、美大の院生まで
行っている人だから、基礎が違うような気もするので、比較するのには分が悪いか・・・。

ちなみに「鉄風」の石堂夏央は、一匹狼っぽくて性格悪そうだが、意外にも可愛いので
面白い。同級生でも友人(理解者?)はちゃんといるので、いいキャラクターです。

どうも、この頃のオレはどうかしてきたのかな?

ホントにこいつ金に汚くて悪い女だなぁ~でも、いやらしそうなのがいい。
うわぁ・・・なんだこの女、性格歪んでるよ。でも、結構女の子っぽいところもあって、
いいな・・・。

とか、どうもギャップがある方が萌えるようだ(笑)。







あ・・・沙村広明先生の「ハルシオンランチ」第1巻について書かなかった。









某書店では在庫切れで、某書店では最後の1冊でした。目立つ表紙の「ヒヨス」が目印。
手に取り、コミックスをひっくり返して裏表紙をみて爆笑というか思わず苦笑。
全話読んではいるものの、何かを期待せずには居られないので、購入。




ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)
(2010/03/05)
沙村 広明

商品詳細を見る













あ・・・・まだ読んでないや。


内容は今までの沙村テイスト・ギャグがさらに可笑しく進化している。中には解から
なくて笑わないが、後からジワジワと笑いに変換されていく笑いや、(一過性の時事ネタ、
現在進行形の話題)=(風化しやすいネタ)にもあえて挑戦し、読者を笑かそうと
いうよりも、自分が喜んで、楽しんで描いているのが解かる異次元?ギャグ・マンガ。

こんなにはじけている沙村先生は他では読めない。



結局、マンガには笑えて楽しめる要素がないと俺はダメみたい。


まだまだ、マンガネタで書きたいことは尽きないが本日はコレまで。
これでも時間かかっているのよ。(2時間半くらいかかっているかな?)
さあ・・・別の用事に取り掛からなければ・・・。

以上。






スポンサーサイト

テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

マンガ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<芸術新潮「長谷川等伯特集」 | HOME | 七ヶ宿のサクラマスは釣れていますか?>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |