うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

「生活」を読む~福満しげゆき氏

「生活」を読みました。福満しげゆき氏初の長編作品という事らしいです。
青林工藝舎刊の「生活」に、講談社のweb連載作品をプラスし、再編したもの
だそうで、読んでみると、結構面白かったですね。面白いだけではなく、
福満しげゆき先生らしからぬ、ある種の爽快感があります。

ねちっこさや、適度な湿度を感じつつ、この爽快感は主人公の若者2人による
ものではなく、金槌を持った殴り魔のおじさんによる功績が絶大です。


どこの町でも今時はどこでも不安が転がり、治安の悪さも大なり小なりある中で、
ニュースでは何時でも事故や事件が報道されて、昨日見た美人が今日のニュースの
被害者になる事も不思議ではない日常。


コンビニバイトで生計をたてるオレと、小さな悪事を懲らしめたり、下着泥棒未遂を
する僕の2人が、どうした流れからか、「悪を懲らしめる」吊るし魔になり町を騒がす。
変態教師を懲らしめるつもりが、手違いでちょっとした大物犯罪者を「吊るし」て、
町の話題になる。

そこから始まるストーリーは、草の根的な「正義」の行為が拡大し、やがて自警団
という組織にまで発展し、町で幅を利かすようになってから会社にまで至り、助けた
元ホームレスの男が社長になってからは、ドンドンおかしな方向に転がりだす。

2人の若者と、諜報担当の女の子、金槌おじさんだけの「草の根自警団」の内は
まだまとも?に機能しているのだが、会社組織になると、個々人の欲が生まれて、
自警すべき意義や正義があやふやになるさまも描かれて、中々充実した



エンターティメント作品になっているので楽しめる。


作中で仕掛ける罠や、小道具は結構ユニークで「実写化可能か?」と思えるシーン
が多々あり、小規模な策士でもある(笑)福満しげゆき先生の事だ、映画化も見据え
ている内容ともいえる。




金槌おじさんは、自警団からも目を付けられて、創立メンバーでもあるのに
追い出され、死にかけた事件をきっかけに去るのだが、後半でキッチリとケジメ
をつけるところが爽快でした。これは映画に向いていますね(笑)

福満しげゆき先生にしては、クールな仕上がりの今作は、今読んでも
損はしない内容だと思いますね。皆さん読みましょう(笑)



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ちなみに、福満しげゆき氏の読み切り「東村山あたりの夕陽」に登場
したような・・・?ボイン、ボインの女の娘も金槌おじさん経由で登場。
無駄にクローズアップするあたりはサービスなのでしょう。

福満キャラの、女性は結構可愛いタイプで、コレはなかなかいいですよ(笑)



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テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

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