うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

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「ベントラーベントラー」野村亮馬・1~3巻・・・ゆる~いSF作品

今週号の「アイアムアヒーロー」はちょっと大事なネタふりなのかもしれない。
一応、政府側、厚生労働省からの緊急ニュースだからなぁ・・・と、最近急上昇中
の花沢健吾氏の「アイアムアヒーロー」はさておき、先週、以前から気になっていた
作品を探し、見つけてしまった。おそらくは棚差し、全3巻という少なさと知名度の
低さから「見つからない」と思っていた。

実際、アフタヌーンKCのコーナーを探して、2回くらいは完全に見落としていた(笑)。
「おかしいなぁ・・・この規模の書店ならありそうなモノなんだが・・・
やっぱりマイナー過ぎるのかなぁ・・・」

と諦めかけたところで発見。書店の本棚、一番上の並び。地味な背表紙が蛍光灯の
光りで白っぽくなり、余計に目立たないのが2回ほど見失っていた理由である。

1巻の帯文:

地球の危機も「うやむや」のうちにゆる~く解決!したりしなかったり!!
緊張感とはとことん無縁の


お気楽「のほほんSF」

ベントラーベントラー(1) (アフタヌーンKC)ベントラーベントラー(1) (アフタヌーンKC)
(2009/02/23)
野村 亮馬

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2巻帯文:

外星ロボット大暴れ
したりしなかったり

どんなに奇妙な事件でも日常レベルでゆる~く解決


ベントラーベントラー(2) (アフタヌーンKC)ベントラーベントラー(2) (アフタヌーンKC)
(2009/10/23)
野村 亮馬

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3巻帯文:

非常識が常識になった世界でも、

日々の暮らしはゆったりまったり。

ゆるさ極まる「のほほんSF」完結巻!!


ベントラーベントラー(3) (アフタヌーンKC)ベントラーベントラー(3) (アフタヌーンKC)
(2010/05/21)
野村 亮馬

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3巻は2010年5月初版だから、まだいいけれど、1~2巻ともに
2009年発売で初版なのだから、やっぱり売れていないようす。
ジワジワと売れればいいけれど、知名度の低さは仕方無いのかな?

月刊アフタヌーンで2008年8月号~2010年5月号までの作品を
全3巻に収めたもので、コレはやっぱり・・・ちょっと人気がなかった
のかもしれない。

四季賞2007年冬の回で、「WORKING ROBOTA」が
四季賞受賞。この時の画風とあまり変化はない。同時期に和田依子女史
が「道」「海へ来る理由」の2作品で四季大賞受賞。現在、本誌にて
「少年式少女」を連載中・・・はちょっとまだいいか。


かくいう僕も、連載はしているようだが、大して気にもとめなかった
作品という位置づけなのだからひどい。


首都圏民営警察外星生物警備課に所属する牧原澄子(すみちゃん)が、
主人公でヒロインの近未来?ゆるゆるSF作品?という触れ込みに偽り
無しの、ホントにどこかとぼけておかしな作品です。

気に留めなかったのは絵柄のせいかなぁ・・・。好き嫌いでいうならば、
どちらともいえない、中途半端な針の揺れ方で、ほぼ「普通かな?」と
いった按配で、しいていうなれば「やや好きかも?」程度。

絵柄の好き嫌いは第一印象でほぼ決まりますから、あとはストーリーの
よしあしだけですね。ちゃんと読めばよかったと、最終回間際になって
後悔した作品のひとつです(笑)。


たまたま読んだ作品が、1巻、第5回「日本電波塔に棲む」という作品。
いわゆる存続中の東京タワーが外星生物によって占領されるという話。
まあ、東京タワー以前にパリのエッフェル塔も同じ被害を受けてしまいます。
塔の外壁というか、外面を外星生物が覆いつくして、エッフェル塔と東京タワー
を占有し、彼らの居住地にしてしまう。立ち退かずに棲むならば「こうして欲しい」
「ああして欲しい」という要求をすみちゃんが地球の代表として、クタム君を
介して交渉するという内容なのだが・・・笑える。

笑えるけれど、声は出ない笑いで、苦笑の類いの笑いだ。

「ふ~ん。面白いけれど、そもそも『ベントラーベントラー』って何?」

と、ここでもっと気にすればいいのに、「まあぁ・・・いいか。別にいいや」
となってしまい、以降のアフタヌーン掲載中の話はだいたいが眺めた程度で
読まなかった。

ずっとスルーしていたのに急に食いついた回は、
第3巻、第15回「生体救助船(バイオレスキューシップ)」
の回で、
コミックス第3巻、第1話目がこの話でした。


遭難して救助を待つ仲間を救出するために、地球の日本にやってきた外星人。
外星人視点から地球人を見た話で、劇中の外星人は10円玉2枚分の大きさ
しかないから、原住生物の巨人(すみちゃん)が恐い。原住生物とスッタモンダ
の中、無事に仲間をレスキューして、大気圏離脱までの話なのだが、これには
苦笑以上の笑いがおこり、

「なんだ、このマンガは!面白いじゃないか!!」と一気に惹き付けられたのも
束の間。この回のあと6回で最終回というのだから、気付くのが遅かった。
2巻で登場した外星人に造られ、犯罪をおこした?人造人間セルマちゃんは、
製造者(創造主)を求めて、外星警備課から逃走。あちこちの話に登場するが、
最終回を前に登場機会を失う。

最後にすみちゃんが巻き込まれる事件が、非殺傷型時間機雷に引っ掛かる事で、
地球に帰って来るのが700年後というとんでもない話なのだが、悲しい話と
して終わらないところがよい。
描き下ろしでは、セルマちゃんのマザー(製造者?)が見つかり、なんとか
収拾をつけてもらえたのでホッとしましたね。


最後に、「ベントラーベントラー」とは、


「地球外より侵入した生物及び漂着物に対する処遇を在地球外生物に仰げ」
首都圏民営警察外星生物警備課における隠語(ジャーゴン)である。




外星警備課の同僚達も相棒ではあるが、すみちゃんの仕事の性質上、相棒が
クタム君メインになるのもやむおえないのである。そして、クタム君はすみ
ちゃんが大好きなのだが、すみちゃんはクタム君を頼りにしたりあてにする訳
でもない程度の距離をもっているかのようで、心底嫌っているわけでもない
ような間柄らしい。



全3巻を通して読んでみても、おかしな話は多く、「なんでやねん!」と
いうほどでもないが、テンポもよくSF作品に造詣が深い早川書房派の
方々にはモトネタ探しもできそうなネタが結構よい。僕はそれほどSF作品
を読み込んでいないので、ネタは新鮮でしたね。

まあ・・・ブレードランナーのネタはガチな定番でふむふむ成る程でした。
そういえば、このネタが登場する回の戦車は笑った。強力な高出力レーザー砲
を持つのに、最期が・・・(笑)。

ハードコアSFならば「シドニアの騎士」弐瓶勉氏の作品がこの対極にあり、
そちらの方がアフタヌーン的には有名作家でもあるから、ちょっと割に合わ
なかったか。あ、「ナチュン」もあったけれど、すでに終了していたな。

外星人(宇宙人)=侵略者の図式はなく、人々も外星人も極めて友好的
に描かれ、グロテスク表現も殺戮シーンもなく、ましてや派手な戦闘アクション
もなく、エロい大人表現もないこの作品はどの辺の読者層に受けるのかは解析
しにくいでしょうね、なんとなく。    







ちなみに、途中で連載作品を読むのを諦めて、気が付けば「ベントラーベントラー」
と同時期に終了した「ハックス」は、興味を失った作品。今時の高校生が文化祭に
向けてアニメを創るストーリーで、「面白そう・・・」とは思った。

ハックス!(1) (アフタヌーンKC)ハックス!(1) (アフタヌーンKC)
(2008/11/21)
今井 哲也

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が、興味を失くすキッカケはやはり全体的な絵、画面に馴染めなかった。あとは、
制作側の話なので、飛び出す用語、特にパソコンでアニメを造る過程、行程で少し
づつ気持ちが離れていった。そして、最終回間際になって前々から気になっていた
何もしないくせに、妬んで余計な事をして手伝わない先輩部員に、制作中の一年
(メインキャラ)達が怒りをあらわにするのだが、読者側の僕の気持ちの方が先に
切れてしまい、ほぼ記憶に残らない読み方になり離れていった・・・。

まとめて読めばいいかもしれないが、楽しめるかな・・・?

カラー画面では綺麗にキッチリ描けていますが、マンガ本編になると、
線がつながってないので、パラパラした線描が気になり・・・やっぱり絵が
苦手だったかもしれないですね。高校生を描いているのに、女の子達が、
女子高校生があんまり可愛くないというのが、ちょっとなぁ。

これだけはどう仕様もないです。












えっ?ベントラーのすみちゃんはどうかって?

働く若い大人の女性は、10人並の風貌でも可愛く見えるものです。
いや、絵柄は可愛い部類に入りますよ。眼鏡女子で1ポイントです(笑)。




眼鏡女子といえば・・・

宙のまにまに(3) (アフタヌーンKC)宙のまにまに(3) (アフタヌーンKC)
(2007/07/23)
柏原 麻実

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「宙のまにまに」のフーミンだよ。
ああ・・・この前のフーミンがフューチャーされた、進路で悩む回の
アフタヌーン本誌は良かった(笑)


と、際限がないので、今回はここまで。











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テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

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