うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

今週のスピリッツ33号~「新・ブラックジャックによろしく」END

今週のスピリッツでは「新・ブラックジャックによろしく」の最終回に「えっ!?」
っと、驚く。突然、予告なく最終回を迎えたような感覚に陥ってしまったけれど、
前回か、前々回辺りの扉か、どこかに「いよいよクライマックス」などと表記されて
いたので、突然の強制終了というわけでもなかったようだ。読者側の僕の勘違いと
いう事になる。

でも、まあ・・・臓器移植編も、他の章と同様に重~くて重厚なストーリーでした。
時々休載を挟んだり、ちょっと買いそびれたりして、立ち読みで済ます事もありました
が、やはり、話が重いので、文字、台詞を追うよりも、絵面を眺めてスルーする事も
しばしば・・・。

だって、激しく、厳しく、静かに重厚な展開には違いない事は伝わってくるので、
読む側も、ナーヴァスな時には避けたくなる作品です。そういえば、臓器移植編が
展開されている最中に、オレは失業したり、また製造派遣になってしまったり、
個人的な心の重荷を背負って過ごしている時に、読みたくなる作品じゃあない。

心と生活が少しでも安定し、フラットな時でもないと、この「重さ」には耐えられない。
そして、この作品を受け止め、自問自答し、考える事に意義はあるから、佐藤秀峰さん
の姿勢と作品は大いに歓迎しよう。心が安らかである時に・・・。



連載中にこの作品に触れる事はなかったかもしれない。書こうと思っても、何を
どうすりゃいい?となり、諦めていたのだと思う。斉藤先生と赤城さんの腎臓移植は、
紆余曲折を経て結局、最終的には「GO」サインがでて行われて、術後の斉藤先生は
左遷され、

「すべての事にYESといい、決してNOとはいわない5年間(3年?)をすごせ」

という教授の教えを守っていくというペナルティを科せられて、他の病院で仕事を
する事になり、赤城さんは地元の北海道に戻って、母、姉と暮らし、やがて地元に
残って働いている同級生と出会って、一緒になるような良い展開になっていた。

かたや斉藤先生は自分が通してきた我を押し殺して、なんでも「YES」と言って
いわれるままになんでもやってきた。腎臓移植等も、それはまずいのでは?という
問題になりそうな移植手術も「仕事としてこなす」斉藤先生の自我は、辛うじて
保たれてはいたが、斉藤先生の自室の乱雑さを見ると、プライベートでは心を喪失
していたのではないかと、想像してしまった。(ただの散らかった部屋ではない)

左遷先の病院から永大病院に戻され、ようやく東京に戻ってみれば、すでに皆川さん
はナースを辞めて結婚しているし、研究室勤務でマウスを相手に腎移植モデルの検体
を造る作業をやらされたりと、言われるままに、「Yes Man」のまま日々過ごす。

そして夜の研究室にて、動物実験反対派の過激な暴漢に襲われた時に、斉藤先生は
あの、読者の我々が知っている斉藤先生にもどって暴漢に語り、叫ぶ。

とどのつまり、「医者ってなんだ?医学は何のためにある?」という叫びだ。



そして、暴漢に襲われた斉藤先生はベッドにたたずみ、見舞いに来た例の教授に
訊かれる。

「すべての事にYESといい、決してNOとはいわない日々はどうだった・・・」

「初めの頃は辛くて苦しい日々でしたが、徐々に麻痺してきたのか、どうでも
よくなってきて、自分で判断ができなくなり、そうなる事が楽に思えるように
なってきた自分に気が付いた」と、この辺の記述は記憶が曖昧なので、作って
書いたところはありますが、「自己放棄」する事で楽になる事を知ったという
事なのかな?

そして、教授は続ける。

「いままでYESと言っていたことにNOといい、あらがえ。そして、我々も
知らない『医者ってなんだ?』という問いに答えて教えてくれ、斉藤先生」
(この辺も、うろ覚えゆえ多少作ってます)
と、斉藤先生を解き放つ言葉が刺さった。

最終回間近の前号32号の話付近ですね。

そして、最終回は近藤先生夫妻や、それ以前の指導医の先生方がお見舞いに
ゾロゾロと現れて勢揃い。永大を離れ、地元の病院で臨床医として人と関わる
医者になりたいのが斉藤先生の希望・・・。良い笑顔での別れ・・・。

また今度、自分の精神が耐えられるようであれば、読んでみたいですね。


最終9巻は9月頃刊行予定だそうです。



別件:「アイアムアヒーロー」今週は休載。そりゃそうだ、ひと段落落ち着いた
のだからいいと思う。で、来週からまた再開するわけですが、また誰かが発症して
パニックになるのは予想通りなのだろう。ひとひねりある展開を期待したいね。





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この記事のコメント

腎臓移植や肝臓移植をキーワードに調べていたところ、こちらのサイトへたどり着きました。
助かる命がそこにあるのなら、少しでもお役に立ちたいと臓器移植に関していろんなサイトを閲覧しています。
少しでも多くの人たちを助けたいと考え、微力ながらも行動しています。
こちらのサイトは参考になり大変助かりました。
ありがとうございました。
2011-01-20 Thu 13:19 | URL | 腎臓移植について [ 編集]
え?そうですか?読み返してみても、ただの作品に関する
コメントにすぎないと思うのですが・・・。

ちなみに、臓器移植編は法律が改正する前からの連載でした。
法律改正後であれば、斉藤先生は左遷される事はなかったの
です。
2011-01-22 Sat 02:22 | URL | 森山ネム太郎 [ 編集]

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