うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

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マルドゥック・スクランブル・・・圧縮(The 1st Compression)を読む

いや、「読む」ではなくて読んだって事だな。実は10月中旬頃にいつも利用している
太白区の書店にてマンガ以外の文庫本のコーナーでふらついている所にあったのが、
この「マルドゥック・スクランブル」。文庫が3種類10冊程の平積みになっている上に、
帯文には「劇場アニメ11月6日公開」の活字が目に入った。

「このタイトルはどこかで、きいたような、みたような・・・」というなんとも頼りない
記憶の隅に、読めない漢字の作者名にはなんか覚えがあった。
「よめねぇよな・・・チュウホウ・チョウ?チュウ・ホウテイ?・・・中国人か?
 大陸系の作家かよ・・・」

文庫を手に取り開くと「うぶかたとう」と読むのだそうで、これは読めない(笑)
PCで漢字変換しても「うぶかた」は「生方」、「丁」は「トウ」よりも1丁目、などの
チョウで出てくるのが普通だ。本名か、筆名かは知らぬが、覚えなくては読めない作家名
とは、これも作者の戦略か?

「作者名と作品名をイヤでも覚えてもらう、知ってもらうための方法」とか、そういう
作者側の意図なのか、本当に名前なのだから仕方が無いという事なのか・・・。

そんな事よりも文庫を手にとってもらうファースト・インパクトは、装丁のデザインが
かなり重要です。パッと見て目に止まりやすく、かつデザイン上魅かれるものがある事
が大事ですね。一見さんが物色すべき獲物かどうかを見定めるために「気に留めて」
しまう装丁が大切です。

その装丁に魅かれたおっさんが1人ここにいます。

以前から、気になっていたのは「憂いのある伏し目がちな少女のイラスト」が妙に人工物
のような、サイボーグのような感じに「何か」を感じていまして、「寺田さんっぽいな」
とは思っていましたが、やはり寺田克也さんの手によるイラストでしたね。

そして劇場アニメの広告チラシの文面には、

「2003年、史上最年少で日本SF大賞受賞を果たした傑作を、劇場アニメ化
 を機に、冲方丁が現在の才能の限りを尽くして完全リライト。

 賭博師シェルの奸計により死の淵を漂った少女娼婦バロットは、委任事件担当官
 ウフコックの助力で再生、自らの存在証明を賭けてカジノでの熾烈な勝負に挑む。

 全3巻を合本にした単行本版と、さらなる加筆を施した文庫完全版の両バージョンで、
 少女バロットの伝説の闘いが蘇る」


と、あった。第24回日本SF大賞受賞の傑作小説だそうで、劇場版アニメも
全3部作にて興行するそうです。このコメを書いている時点で気が付いたのが、
3部作でアニメ化するってことですね。てっきりこの文庫版3冊分を1本の
映画にするのかと思い、1冊目はズバッとほぼ一気読み。1/3くらいは、平日に
ちょこちょこかいつまんで読み、土日で一気に1冊を読みきりましたね。

で、2冊目に入るのも、1冊目を読み終わったその日の夜で、このチラシを読んで
「あっ!なんだ3部作なんだ。どおりで・・・」と思ったのは、冒頭にエアカーの
リムジンに閉じ込められて、爆殺というか、焼死させられるすんでで助けられて、
マルドゥック・スクランブルO-9発令により、九死に一生をえて、改造された
ルーン・バロットが特殊能力を得る辺りで、すでに文庫の半分に達していたから、
「これではほとんど序章というか、映画の冒頭にしかならないなぁ・・・」と
いぶかしく思っていたところだったので、3部作に納得したのだった。








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(2010/10/08)
冲方 丁

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第1部のクライマックスは賭博師シェルと対峙して裁判を起こし、バロットの
悲惨な過去が語られたりするあとに、起訴したバロットを亡き者とするために
送られた畜産業者(プロの殺し屋集団)との戦闘シーンだ。

シェルの話を受けたボイルド(委任事件担当官)の依頼で、その畜産業者は
バロットを強襲するのだが・・・返り討ちにされるくだりはテンションがあがる。
この読み進めていくのが止められないのが、アクション・シーンの展開のうまさ
だろう。

まあ・・・自分の場合、既にキャラクターの脳内映像化がなされていて、イメージ
としては「攻殻機動隊」「イノセンス」「攻殻機動隊~スタンド・アローン・コンプレックス」
「劇場版・機動警察パトレイバー2」「スカイ・クロラ」・・・などが反映されて、
声優イメージもだいたいその辺から参照されたりしていたので、勝手に頭の中で
盛り上がってしまうので、読みかけのマンガなどは全て後回しにしてしまうほどに
ハイになってしまったのには驚く。


いわゆる直木賞・芥川賞のような文学などや、ミステリーものを好んで読む方で、
SF関連は少しくらいしか読んでいない。久しぶりに、これは読む速度はあがる
小説ですね。「夏への扉」以来の怒涛のようにページを繰りたくなる小説です。
2巻目も読み出しはスローなんですが、一気に読んでしまいそうですね、楽しみです。

だが、しかし!!劇場アニメは一部地域のみの公開のようで、宮城県では上映
計画はあるのかないのかわかりません。それはそれで、悔しいですね。





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