うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

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「俺たちのLAST WALTZ」・・・きくち正太:作

3日の午後、部屋の雑誌等の片付けというか、整理に飽きて、なんとなく大河原
方面に向かい、久しぶりにブックオフに行ってみた。

が、その前にコンビニに立ち寄り、コーヒーでも1杯買おうと思って立ち寄った。
コンビニに入れば、いつも通りに右回りで雑誌コーナーへ行き、正月の合併号ばかり
の中、読みつけないマンガ雑誌などにも目を通してみようかなぁ~などと思いつつ、
雑誌の表紙だけを、ポケットに手を突っ込んで、前かがみの姿勢で見据えていた所、
気になる小さなイラストが目に入った。

水彩のうす~いタッチで見慣れた有名人、いや、超絶的に有名なギタリストである
ジミ・ヘンドリックスの絵を見つけてしまった。




おおっ・・・!!




とりあえず、心で唸る。
タイトルの「LAST WALTZ」だけが目に入り、何やら意味深だなぁ~とにやけてしまった。


「LAST WALTZ」といえば「The Band」の解散ラストライヴであり、
また、それのドキュメンタリー映画を指す有名なタイトルだけに、どんな作家がどの
ような作品にかようなタイトルを付けているのかに興味をもった。

今時の20代くらいの新人作家が描いていたら驚くけれど、実際はベテラン作家が描いて
いる事に驚いた。作中ではキャリアもそこそこ長いけれど、人気も収入もそこそこの作家
だと「自虐的」に自分の事を卑下して描いていたが、実際そうなのかなぁ・・・と訝しく
思いながら読む。

月刊誌1本、隔週誌1本・・・ぐらいだったかな?掲載誌じたい、それくらいでしたっけ?
と、突っ込みを入れたいところだが、俺が知っているのは「おせん」ぐらいですから、描いて
いる雑誌は少ないようです。

その、きくち正太氏が、自分周辺の事を描いているマンガでした。いわゆるエッセイマンガ
の部類なんですかね?オレは楽しめたし、面白かった。アシスタントと漫画家は師弟関係で
あるというのは誤解で、アシに仕事をしてもらうにはそれなりの気遣いが必要だったり、
連載を切られないように担当編集者に気を使って飲みに行ったりとか、色々と人間関係にも
気遣いしながら仕事をする漫画家は大変なのです。

ドタバタと修羅場をくぐって原稿をあげた後の楽しみは、妻の用意した食事であったりもします
が、一番の楽しみは、仕事場の片隅に立てかけられたギターに触れる事です。

ギブソンES335-’80年モデル。なんたらレッドのボディというと、赤っぽいわけで、
ビンテージではないけれど、それなりの価格の物。学生時代に無理してローンを組んで買った、
嫁よりも付き合いの長い一品。アンプはフェンダー製で、名器の復刻版らしい。名称は忘れ
ましたが、生産台数が少なかったため、作者見解ではレアものらしい。

あとに続くエフェクター類も、BOSSのコーラスとオーバードライヴで、オレはあんまり詳しく
ないけれど、作中に描かれたOD-1は中古価格にプレミアがつくほどの名器。コーラスも
そうらしい。そして、それらのアンプやエフェクター類をセッティングし、ギターを弾く。

チョーキング一発。その一発のチョーキングで、脳裏にラリー・カールトンが舞い降りる
瞬間が最高だ・・・と、見開き一杯のラリー・カールトンが渋く描かれている。
「おおっ!!」と思う読者はそれなりに音楽を聴いている人。「ふ~ん」で済んでしまった
人には、この辺りの作者のご機嫌な気持ちは伝わり難いかもしれない。

見開き一杯のラリー・カールトンの絵を眺め、余韻に浸っている作者と読者に一喝するのは、











「うるさい!!」


「今、何時だと思ってんの!!」


夜中ではないが・・・。

嫁の一喝で、夢からリアルへ引き戻される。

「子供が受験勉強しているのに、静かにできないのか!」といわれ、

「原稿をあげて、一息ついたのに、ギターぐらい弾かせてくれてもいいだろ!」

「徹夜で原稿あげて疲れているのだから、ほっといてくれ!」と返すと、











じゃあ、寝なさい!!!!


ギャフンといわされる作者(笑)。




ああ・・・いかしたいいオンナ。

オトコにとって艶かしく、しおらしいオンナ。

そんな幻想的女性像を作品に描き起こす源泉は、ここにアリってことですね。

さすがです。





で、読み終えて、

「これって、読み切りなんだろうな・・・」

と、勝手に解釈していたら、新連載第1話目でした。タイトルも

俺たちの~というのがついていましたね。気付きませんでした。

年齢も48歳とかなんとか・・・。もっと年齢は上の方のかただと思っていました。


掲載雑誌は多分・・・漫画ゴラクだったような・・・。

ホントに普段、手に取らない雑誌で、掘り出し物の作品を見つけた気がします(笑)







おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(3) (イブニングKC)おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(3) (イブニングKC)
(2010/11/22)
きくち 正太

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イブニング連載中の「おせん」ですね。かつては週刊モーニングで連載されていた
ような記憶はあります。(オレはマンガから離れていた時代があります)

「おせん」のサブタイトル「真っ当を受け継ぐ」の初めの方の話かな?カツオブシの
工場、本枯れ節のカツオブシ工場取材のエピソードも少し載っていました。

もっと稼ぎたい。そういう気持ちがあるので、「おせん」ドラマ化の話にもすんなり
OKをだしたのかなぁ?



まあ、なんといいますか、好きな音楽の話題が絡むようなので、それなりにまとまれば
コミックスも買いたいですね。楽しみにしています。











ホントは「スプライト」石川優吾について書きたかった。








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テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

マンガ | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

この漫画、私も好きです。

漫画ゴラクに載ってるのが少し不思議。ギタマガの別冊にしたらよいのにと思っております。

先月号あたりからの盛り上がりがアツイですよ。なんでこの漫画、楽器弾きの間で話題にならないのかなあ。別冊漫画ゴラクってあまり売ってるのみないからかなぁ。すごくモッタイナイと思います。
2011-11-26 Sat 21:49 | URL | キシム [ 編集]
別冊漫画ゴラクは月イチ発売のようで、次号は12月23日前後に
発売予定だったような?
音楽系雑誌掲載だと、読者層が狭まるので通常通りのマンガ雑誌
掲載だと思うのですが・・・この雑誌も読者層は偏ってますよね(笑)。

Hな作品もあるから大人向けなのは確実で、まあオッサン向けです
から・・・。せめて青年誌掲載なら20~30歳代の音楽青年や
女性の眼にも触れることができるのに・・・とは思います。(専門的ですが)

まあ・・・漫画ゴラクに連載するにあたって、知り合いの編集者とか、
人脈がそっち側だったので漫画ゴラクでの掲載に至ったのでしょう。
「3月のライオン」の羽海野チカ先生も、ヤングアニマルに掲載するように
なったのは、たまたま白泉社の編集者と知り合いだったからそのつてで
連載するようになったというミスマッチもありますから、漫画ゴラク掲載
もたまたまだったと思いますね・・・。

個人的には講談社系の青年誌で描いてもらいたかった作品です。
2011-12-05 Mon 22:29 | URL | 森山ネム太郎 [ 編集]

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