うろおぼえ立ち読み雑記

週間漫画雑誌等を立ち読みして、気になる作品についてのレビューなどをメインにしていますが、最近は買っているマンガのレビューの方が多いかな。マンガ以外の趣味の話もあります。

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「月館の殺人」作画:佐々木倫子 原作:綾辻行人を読んだ

「月館の殺人」上下巻を読んだ。遅ればせながらやっと・・・である。
原作:綾辻行人、作画:佐々木倫子のミステリー作品だ。

表紙などを見るとSLが描かれているので、鉄道モノか、旅情モノミステリーなの
だなということは予想できた。火曜サスペンス的な推理にたけた探偵や刑事、または
表紙に登場する凡庸な女性が推理して事件を解決するのかと思った。

読み始めると、いつもの佐々木倫子劇場である(笑)コメディ色が強いのか、ふざけて
とぼけた展開に、どこで殺人事件がおこるのかと思った。(冒頭カラーに動機と切っ掛け
になりうるシーンがあるが、そのことを忘れさってしまうような話の転がし方が面白い)


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幼き頃に父を亡くし、高校生になって母を亡くした空海(そらみ)は、兄妹もいない
天涯孤独の身になってしまった。それを知った母方の祖父が空海を引き取り、財産を
相続することを考えていると弁護士から知る。ある条件を満たすことが相続の条件
らしいのだが、それを知らされる前に、ある特別列車「幻夜」の切符を渡されて乗車
する。

ここで、幻夜に乗るために弁護士と車で移動中、不慮の事故により弁護士の車が立ち往生
する。通りがかった車に助けを求め、空海は幻夜に乗るべく駅に向かう。たまたま乗せて
もらった車の男もまた、同じ列車に乗る予定だった。

乗車した列車「幻夜」は、D51が牽引するマニア垂涎の豪華な特別列車であった。乗客も
また、祖父に招待されて乗車した選ばれた人達である。

が、仕事も、年齢も、社会的地位もバラバラ。フリーターも居るような特別な人達は重度の
鉄道マニア、略して「テツ」であった。もう~テッチャンはとんでもない人種で、全ての
事をさしおいて、人生捧げて趣味に没入する辺りは、いわゆるサブカル系オタクの比ではない。

鉄道マニアのマニアっぷりはアニメ・マンガ・ゲームオタクよりも細分化し専門的であると
いうのは、「こち亀」でも描かれているぐらいだ。もう~「幻夜」に乗車し、殺人事件が
おきても、鉄道マニアのオタク話は延々と物語の最後まで続くのだからあきれる。

上下巻ともに巻末にページをさいて色んな用語の解説が書かれているが、字が小さくて読み
辛く、テツオタでもない者にしてみれば興味の対象外ゆえに細部は読まなかった。

「幻夜」に絡んで連続殺人事件がおきてゆくのだが、テツオタが事件に関係なく、盛り上がる
様子をえがいているので、どうも読んでいて緊張感、切迫感、悲壮感が感じられない展開は
まさに佐々木倫子劇場(笑)資産家で金持ち、招待した鉄道オタクの祖父が仕組んだ劇中劇
で、最後に「実はおおがかりなミステリー芝居でした」というオチがつくものだと最後まで
思っていたら違った。


しかしなんだろう、物語的には大事件なのに、心の揺さぶりや波立ちがないのは?

その辺りの秘密は佐々木倫子の絵にある。絵はしっかり描けていて上手いのに、どこか
表情が不足気味なのが佐々木倫子の作風なのだ。デフォルメも動きも、どれもカチッと
して、大袈裟には描かず、最小の表現でカッチリと見せる。あとは眼のチカラが弱い。
それでも面白いのは引いた時のキャラの動きが滑稽だったりするからだと思う。まあ、
それだけではないですけれど。

殺伐とした連続殺人事件も、佐々木倫子の手にかかるとコメディになってしまうのか
という事を知った作品ですね。そういえばテツオタといえば、小学校の頃いたな、語り
始めると話が止まらず一人でブツブツ喋る人。S君元気かな?顔も忘れたけど・・・。

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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック

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